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2011年9月17日 (土)

ちょっと怖かった話 後編

これで少しは静かになるかと思ったのも束の間。今度は病的に激しい勢いで

チャイムを鳴らしまくってきまして。

キンコンキンコンキンコンキンコンキンコンキンコンキコンキンコン・・・・・

電源を外して鳴らないようにしたら今度は大声で意味不明な事を叫び出しました。

これはマズい。非常にマズい。

さっき警察を呼ぶぞと言ったものの実は呼べない理由があります。このババアは

近隣に住む住人かも知れません。

警察に我々の仕事が煩い、迷惑行為だと言われたら仕事そのものが出来なく

なってしまうんです。

近隣の方々から苦情を受けるような事は絶対にあってはならん事で、場合に

よっては下手すると金を払って貰えなかったり最悪の場合は取り引きを

打ち切られたり・・。

そもそも、ここには電話が無いし20年以上前の当時には携帯電話なんて持って

無かったですから。

しかし、このままでは近隣住民に警察を呼ばれてしまうのも時間の問題です。

仕事が激減して収入もガタ落ちになっているので、A氏としては前述の問題は

何が何でも避けたい様子。

するとA氏は玄関を開けてババアの所へ歩み寄ると、こう切り出しました。

  
「分かった。教えるから静かにしてくれ。頼むから。」

戻って調べないと住所は分からないから仕事が終わってからになる。まだまだ

時間は掛かるから連絡先を教えてくれと言ったんです。

ここで終わるまで待つと言うババアを何とか説き伏せて帰らせる事に無事成功。

あんな事を言って大丈夫なのかと聞くと、業者には朝イチで報告しとくし騙される

ヤツが悪いんやとアッサリ。

  
この後、急いで仕事を進めて残りは玄関前の床磨きを残すのみとなったので

使う必要の無い道具を先に車に片付ける事に。

時間は午前4時を少し回った頃だったかと思います。道具を外へ出そうかと

玄関を開けると・・。

  
10人近くは居たでしょうか?

門の外に人だかりが出来てて、さっきのババアも戻って来てて・・。
  

( 何事ですかー!? Σ(゚д゚lll) )

 
どうしたのかと出てきたA氏も、その様子を見てドン引き。

するとね。ババアが言うんですよ。
  

「○○○さんの居所を教えて貰えるって知らせたら、皆とても喜んでくれまして。」

さらに、こう言うんですよ。

「お仕事が終わるまで、ここで皆と待たせて貰う事にしました。」

すると他の方々、我々にニッコリと会釈して食べ物やジュースの入った袋を

差し出してきまして。

  
( どっしぇ~!!  アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!! )

  

家の中へと引き返した我々。

「Aさん、見た? あいつら見た? あいつら絶対にヤバいって!」

さっきの嘘でしたー! ごめんねー! なんて言い訳は絶対に通用しなさそう

なのは間違い無い。

「・・・とりあえず仕事を終わらせよか?」

そう言うとA氏は残りの床磨きを始めたんですが、こちらは外の連中の事が

気になって気になって。

「ごめんなー。変な事に巻き込んでしもて。」 で、言う訳ですよ。

仕事を受ける時に業者から愚痴のように聞かされたそうです。

この家は半年ほど前から売りに出されているんだが、新しい人間が出入りする

度に、どこで見張ってるのかと思うほど、すぐに今みたいな連中が来て自分達に

質問したように以前の住人の事を執拗に聞いて行くと。

管理している業者の事務所には、ほぼ毎日やってきて同じ質問を繰り返していた

いくので気持ち悪いったらない。

家を見学にお客さんが来た時にも現れるから気味悪がって帰ってしまう。

暴力を振るったり大声を出したりとかする訳では無いので警察も動いてはくれない。

誰かに頼まれてるのだったら相手に逢わせて欲しいと言っても意味の分からない

事を言って話にならない。

ほとほと困っていたのだが2カ月ほど経った頃からパタリと現れなくなり安心して

いたんですね。

ところが買い手が付いて家の手入れをする為に業者が出入りし始めた頃に、また

現れたんですよ奴らが。

ところが今度は仕事の邪魔をしたとかしないとかで、若い職人と騒ぎになってしまい

近隣の住民から苦情が出てしまったんです。

そこで出来る限り目立たないようにして、しかも深夜での作業なら見つかる事は

無いだろうと例の条件を出したんですが・・。

まー、あっさりと見付かってしまいました我々。 (笑

 

当面の問題は仕事の終わった今、どうやって出て行くかなんですが。

「じゃ、車を回してくるから。捨てても問題の無い雑巾とか洗剤ボトルを

別に置いといて。」

そう言い終えるとA氏、思いっきりフツーに外に出て行って表に居る集団の

真ん中をスタスタと歩いて行くんです。

5分ほどして戻って来たA氏は何も無かったかのように、車に道具を積み込んで

いくので亀大三も釣られる様に片付けを開始。

さっき言われて別に置いていた雑巾や洗浄液の空ボトルを車に入れようとした

時の事。

「あ~、それはまだ使うから置いといて~。」 さらに傍に居た連中に向かって

「皆さん、まだ居ますよね~? 我々ちょっと出てくるんで。あ、なんか欲しいモノ

あったら買ってきますけど~?」

そう言うが早いか家に鍵を掛けると亀大三を車に乗せてダッシュで逃走。

バックミラーを見ると数人が走って追いかけてくるのが見えます。

車で追いかけてくるかもしれないので必死に走りますが、こちらは走行10万㎞

オーバーのスクラップ寸前の軽バンなんで全開でも遅い遅い。

ようやく大きい国道に出た時には手が冷や汗でヌルヌルでした・・。

  

亀大三の災難は、これで終わったんですがA氏には続きがありまして。

後日、A氏の事務所(兼自宅)に例のババアが乗り込んできたそうです。

どうも業者が住所を教えてしまったようで・・。

今度は警察を呼んで引っ張って行ってもらったんですが、このババアが

自分はこの男に騙されたんやと大声で繰り返すもんで詐欺の加害者と

間違われてしまい難儀したそうです。

この話は20年以上も前の事なんで互いに記憶違いもあって、特に現場と

なった家の場所に関しては亀大三は芦屋だったと記憶してるんですが

A氏は神戸だと言い張ります。

今回の話は互いの記憶が一致してる部分を書いてみました。

1回のみの予定が長くなったな~。 (笑

  

 

 

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コメント

結局この謎の集団?は何やったんでしょうかね~????

実はこの家には誰も住んで欲しく無かったので、近所の人達が組んで一芝居を打って悪い噂を定着させようとしてたとか・・・・考え過ぎかな?(笑)

この話も、事実とは異なる部分が大半でしょうね~笑
また、うさんくさい話お願いします!
いい時間つぶしになりました^^

亀大三→かいどんさん

考え過ぎ・・とも言い切れないかもしれません。
現場の辺りは当初4000万以上で販売されたそうですが
件の家は中古とはいえ半額以下だったらしいので。
当時は、こういった事でもめる事が多かったですねー。

亀大三→宮っ子まん

相変わらず失礼だなチミは~pout
信じるか信じないかは貴方次第です! (笑

一応、実話ですョ~。

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